「年のせいで物忘れが…」その原因、実は毎日の食事にあるかもしれません。20万人以上を13年以上追跡した大規模研究によると、炭水化物の『質』が、認知症やアルツハイマー病の発症リスクに大きく関わっていることが分かりました。炭水化物を控えるだけでなく、『どんな炭水化物を選ぶか』が、将来の脳の健康を左右するのです。

今日から始める『脳に優しい炭水化物』選択ガイド
以下のリストを参考に、食事の選択を少しずつ変えてみましょう。右側の選択を意識することが、第一歩です。
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控えたい選択(高GI食品)
- 白米、食パン、うどん
- 砂糖の多いシリアル、お菓子
- ジャガイモ、カボチャ(調理法による)
- 熟したバナナ、スイカ
- 清涼飲料水、果汁100%ジュース
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取り入れたい選択(低GI食品)
- 玄米、雑穀米、全粒粉パン
- オートミール、全粒穀物のシリアル
- サツマイモ、レンズ豆、ひよこ豆、野菜
- リンゴ、ベリー類、オレンジ
- 水、無糖のお茶
実践のコツ: 一食の中で、低GI食品を2品以上組み合わせてみてください。例えば「玄米+豆料理+リンゴ」のような組み合わせです。

研究が示す「血糖値スパイク」のリスク
この研究の鍵となったのは 「グリセミック・インデックス(GI:血糖指数)」 です。高GI食品は血糖値を急激に上昇させ、体に炎症や酸化ストレスを与えます。これが長年続くことで、脳の神経細胞にダメージが蓄積されると考えられています。
研究結果の要点: 食事のGI値が高かった人々は、アルツハイマー病の発症リスクが14%高まりました。一方、低~中程度のGI値の食事をしていた人々は、リスクが16%低かったのです。
「果物、豆類、全粒穀物など低GI食品が豊富な食事は、認知機能の低下リスクを減らす可能性を示しています」と、研究リーダーのモニカ・ブロ教授は述べています。
出典および詳細はこちら: Carbohydrates and Dementia Risk - ScienceDaily
脳の健康は、一朝一夕で作られるものではありません。今日の食事の小さな選択の積み重ねが、10年後、20年後の自分の記憶と思考を形作ります。完璧を目指す必要はありません。まずは、次の食事でひとつだけ、『脳に優しい選択』をしてみてください。その積み重ねが、穏やかで明晰な未来のあなたを支える土台になります。